Napoli(ナポリ)は本当に治安が悪いのか
ナポリ近辺の旅を計画していて気がついたのが、北イタリアに比べて、南イタリアの情報の少なさ。ほとんどのガイドブックで、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネチアはどーん!と取り上げられるのに、南イタリアはひとまとめで数ページとか。青の洞窟、ソレント、アマルフィ、アルベロベッロのみとか。なかなか情報が集まらない。そして南イタリアは治安が悪い、と書かれていることも多い。では、英語で情報収集と言うことで、この旅の大部分は英語のガイドブックやサイトで集めて準備しました。ですので、南イタリアはちょっと詳し目に情報入れてみます。
ナポリの治安については、ほとんどのガイドブックで要注意!となっている。駅や広場、地下鉄内のスリは最早どの都市でも同じですが。街中でバイクのひったくりがいるとの事。
そんなわけで、私もちょっとドレスダウン。ジーンズ、Tシャツ、走りやすい靴、取られにくいバッグ、ハット、日よけの麻シャツ腕まくり。時計はチープな感じのものを。ピアスはシルバーに変更、それ以外は貴金属なし、ミサンガ的な紐巻きでオシャレを楽しむ程度。で、半日歩いて、全く問題なかった。
もちろん常に360度気をつけながらですが、入らない方がいいとどこかのガイドブックに書いてあったスペイン地区も、ローカルのバールでカフェ エスプレッソとおやつも食べたし。全然問題ないじゃーん!と思ってたのですが、妹が来て納得。
翌朝、さあ準備できた?と妹を見たら。か、カワイイ…。白いコットンレースのパフスリーブトップス、ひざ下タイトスカート、質の良さそうなストール、そしてハット。ペタンコ靴はいいけど、全体的にすんごくきれい目。「いやいや、パンツないの、Tシャツないの?」と言ったら「え!カジュアルダウンしてるけど。」との事。いや、日本のカジュアルレベルのさらに下を行くのだよ。それ、私の会社(外資系、アジア勤務)なら、きれい目にした日の服装よ。「えー。Tシャツはあるけど、パンツは履いて来たユニクロの麻パンツだけだよ」。それにしなよ、という会話で仕切り直しました。
多分、治安が特に悪いと言う事ではないのです。日本の治安がとびきりいいのです。そして、日本人はそれに慣れてしまっているのです。スマホ画面に集中して、周囲に注意を払わなかったり、必要以上にアクセサリーつけたり、きれい目な格好や周囲から浮く格好したり。ブランドバッグや時計はは高級リゾート内だけにすれば、オシャレの切り替えでいいと思います。でも、下町でそれは周囲から浮くし、必要ないです。大量の現金やクレジットカードが入ったブランド財布も浮きますね。
- ブランド店街のみのショッピングや、高級リゾート地以外は見えるようなブランド物は身につけない
- ローカルに馴染む格好をする、浮く格好はしない(腕カバー、マスク、ヒール靴)
- ガイドブックや地図を見えるように手にしてウロウロしない(店前の角や店の中で確認して、おおっぴらに観光客を出さない)
- バッグや荷物を床や道路においてガイドブックやスマホ画面に集中しない
- ブランド財布を出店など目立つ場所で出さない
- 夜に出歩かない、人通りの少ない場所には立ち入らない
女子旅、女性ひとり旅は、ナポリがどうということではなく、どんな国でも都市でも、注意しすぎと言うことはないです。日本のカジュアルはかなりきれい目カジュアルなので、覚えて置いてくださいね。日本の治安は特別いいのです。
どこの街でも、地下鉄内、駅周辺、有名な観光名所には、スリも詐欺も集まりやすいです。ミラノのドゥオモ広場で鳩の餌売られてる観光客、ミサンガ手首に巻かれてる観光客、見かけました。ローマに行った友人は初日にパスポートとお財布すられたそうで。私の母は気がついたら子供とその母親がバッグのジッパー開けて手を突っ込んでたそうです。私の同僚は「警察です、身分証明書見せて」詐欺にあいました。
私はヴェネチアの駅で荷物を列車に積み込む際に、「助けてあげるよ」と言って無理やり私の荷物を列車に積み上げようとされました。あとでお金要求される、アレです。「No! I said NO!」と声を荒げても離さず、周囲がドン引きなのに構わずNOOOOooo!と荷物を引っ張り返したら、舌打ちして他の観光客のところに行きました。
気をつけましょう、お互いに!ナポリが特に治安が悪いというわけではなさそうです。ただ、自分の警戒レベルを日本標準から世界標準にあげたら大丈夫です。
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